エアコン設置で夏を乗り切ろう
要求実現した補助制度の活用を呼びかけ
東京・足立
早くも真夏の暑さが全国を襲い、エアコンがないと危険な状況になってきています。東京・足立生活と健康を守る会では、運動でエアコン購入費補助を実現し、広げる取り組みを行っています。足立区のエアコン補助金について鈴木賢市事務局次長に聞きました。
補助は最大7万円
連日、猛暑が続く中、足立生活と健康を守る会は足立区のエアコン購入・設置費補助を活用し、エアコンの設置を進めています。
区内に住む見米(みこめ)正一さん(68)は、今年都営住宅に当選し、最近入居することができました。しかし、入居した住戸にはエアコンはありませんでした。
そこで区の補助制度を利用してエアコンを設置しようと守る会に相談にきました。
足立区役所環境政策課に電話し、区職員の訪問調査(室内にエアコンがないことの確認)を受けるようアドバイスし、現在、訪問調査は終了し、補助の申請も提出して返事(補助の決定)を待っているところです。
そして、補助決定の連絡を受けてからエアコンを購入するという流れです。
足立区のエアコン購入・設置補助制度(2025年度予算・2500万円)は、住民税非課税世帯などは7万円、課税世帯は4万円の補助が上限ですが詳細は表の通りです。

エアコン設置呼びかける
守る会の5年間の運動を経て、2021年4月からスタートした補助制度ですが、障害者世帯などを補助対象にすることや非課税世帯以外への補助(上限4万円)を順次拡大させてきました。
守る会では、ぜひエアコン購入費補助制度を活用しようと呼びかけています。
見米さんは「班長からエアコンの設置補助制度があることを聞いて、事務所に電話した。都営住宅に当選できたし、アドバイスをもらい、エアコンも付けられようになって、ありがたい」と話しています。
(2025年7月20日号「守る新聞」)